zasso science

our_bubble_hour2007-10-15


今回フライヤーデザインをやって頂いたzasso science。
美大出身で造型や写真までこなすペインターmaroちゃんとBMX, DJ, grafityなどなど多才にこなしストリートカルチャーに生きるベーシストGuts EYEくん, そして西東京代表異端HIPHOPクルーASREF代表MC GOAくんの3人から成るユニットであります。
今のところライヴペイントを中心に活動を行っていて、フライヤーなどの紙媒体は今回が初めての試みでした。(もうホントなにからなにまで初めてづくしですねobhは)

手法としてはmaroちゃんとGutsEYEくんがどちらからともなく描き始め、ドローイング、彩色、加工を交換し合い、加筆と削除を重ねて行きます。
そこにはもちろんバトル的な要素も孕んでいる訳ですが、今回はそこも含んだ上で連想ゲームのようにやりとりが出来たと言ってました。
maroちゃんは基本的に手描きで、GutsEYEくんはPCなども大いに活用した様です。
そしてデザインが仕上がっていくその過程で、GOAくんがデザインから喚起された言葉を書き込んで行きます。
いつもはライヴペイントですので即興で浮かんだ言葉を刻んで行くわけですが、紙媒体でも同じ手法を取ったようです。その跡は生生しくかき消された訂正線からも窺えると思います。
最終的にmaroちゃんが全体的な仕上げを施し完成となりました。

3者3様の表現を重ねていく過程で、互いに触発し合って進む作業はさぞスリリングであることでしょう。
なんせ3人とも自分が一番ヤバイこと刻みたいと思ってますからね。おかげで締め切りが数日押しましたー。これもまたご愛嬌です。
一見詰め込み過ぎとも見える今回のデザインですが、その混沌の中からは3者のせめぎ合いと調和が匂い立つようです。
これがobh初めてのフライヤーデザインです。しかも気合の両面カラーだぜ。

今後は彼らのライヴペイントの告知なども挙げて行きたいと思います。
↑の写真の時に、ペイントを施していたダンボール生地をいきなりハサミで切り刻み始めたんですね。まるで切開のように。
その時これぞライヴだなと興奮したものです。
出自の正反対なmaroちゃんとGutsEYEくんのペイントの鍔迫り合い。その間隙をぬって切り込むGOAくんの言葉。
その様をぜひ一度目撃してほしいと思います。

maro: http://www.myspace.com/marooer
GutsEYE: http://www.myspace.com/gutseye
ASREF: http://asref.nobody.jp/